こんにちは!BBQなうです。今回はバーベキューでのやっかいな悩み《煙の臭い》に関してなるべく臭いを残さない、もしくは臭いをできる限り無くす方法をみなさんに伝授します!特にコンロ近くでお肉を焼く担当になると煙を浴びつづけた結果、服から髪の毛まで臭いが染みついてしまいますよね。洋服の素材によっては簡単に取れないものもあったりと、せっかくのアクティビティでお気に入りの洋服を着てきたのに…なんてがっかりしないためにもちょっとしたテクニックでお悩み解決しましょう。
夏に大人気のキャンプやバーベキューで楽しむときの付き物、それは臭いですよね。炭火で焼くお肉を片手に、親しい友人や家族で集まって開放的な食事はとても楽しいですが、絶えず火から生まれる煙は着ている服や、髪にまとわりつき、終わったあとも帰り道はずっと臭いに耐えないといけないですし、簡単には消えず気になってしまいますよね。「そんなこと気にしていたら楽しめない!」というお言葉も、もちろんその通りですがおしゃれを楽しみたい女性など、好きな洋服や髪の毛に染みつくのは抵抗がありますよね。まずはできる範囲で防臭対策をとっていきましょう。
煙は気体ではなく、可視化できる粒子です。その粒子が衣類や髪の毛などに付着しまうことが臭いの原因です。また、そもそも衣類は繊維が細かいために、臭いがつきやすい特徴があります。煙をあびることでその粒子を衣服がキャッチし、離さなくなるためにくさくなります。そして、毛髪は細い繊維の集合体です。より小さなレベルで見ればその細い繊維はそれぞれ折り重なっており、水分や油分のバランスによってはがれたり切れたりすることがあります。そこで出来る毛髪表面の隙間や穴に煙の粒子が入り込み、臭くなってしまいます。衣類にしても髪の毛にしても、その粒子が入ってこないような大きさの物質で表面をコーティングするということで、臭いの元になる粒子を付けない、あるいは排除することによって臭いを消すことができます。
髪の毛全体にスタイリング剤などを付けておき、毛髪の1本ずつにコーティングされるように、くしなどでブラッシングをしておきましょう。髪の毛の表面にある凸凹をなるべくつるつるにできるタイプのケア用品や、水を弾くような対策グッズがおすすめです。ここで気を付けておきたいのが、油分を含んだヘアケアやスタイリング剤は、臭い成分を吸着してしまうため避けたほうがよいでしょう。
また、髪型にも一工夫あるといいですね。ダウンスタイルよりはアップスタイルにしましょう。髪を下ろしてしまっていると、髪の奥のほうにまで臭いの元が入り込んでしまいやすいため、強い臭いがつく恐れがあります。特にロングヘアーの人は要注意です。外気に触れられる面積が多ければ多いほど、髪の毛の表面の凸凹で臭いの元をキャッチしてしまいます。ポニーテールなどの動きがあるスタイルよりもお団子スタイルやギブソンタックなどの1つにまとめたスタイルがおすすめです。そしてヘアセット後に、臭いを防ぐスプレーを振っておけば、防臭対策の効果がぐんとあがります。
また、帽子をかぶるのも効果的な方法の一つです。髪の毛を隠してくれることで、代わりに煙を受けてくれるため直接的な臭いはつきません。帽子に臭いがついた場合は、脱いだあと対処できるのでお手軽ですし、風をあてることで帽子についた臭いの粒子が飛んで行ってくれるため、帽子を持ってばさばさと風を起こして振れば臭いも消すことができます。
また、よくやってしまうのが臭いのする髪の毛の上から、香りのするヘアスプレーを吹きかけることです。におい同士が混じってしまうことで一層不快な香りになってしまう可能性が高いので要注意です。まずはその臭いの元を取ることから始めましょう。
髪についた臭いをとる一番おすすめする方法は、ドライヤーで髪に熱風を当てることです。ドライヤーの熱によって、においの成分が髪から浮き上がり、風でおの臭いを吹き飛ばすことができます。すぐにいつでもどこでも、という方法ではありませんが、最も髪の毛に優しく、素早く臭いを取る方法といっても良いかと思います。バーベキュー以外でも、居酒屋などで髪の毛にタバコの匂いが付いてしまった場合、風で臭いの粒子を飛ばして、臭いを抑えることができるんです。ドライヤーがなくても、うちわや扇子であおぐことも効果的な方法です。
髪の毛をあおいだり、風に当てるような環境にないシーンでもウエットティッシュがあれば、それで髪の毛を拭き取ってみてください。それもない場合は、ハンカチを濡らしたものでもOK。拭き取るといっても、軽く髪をぽんぽんとパッティングするようにすれば効果があります。ただし、ある程度濡れたもので拭き取ったあとは乾いたティッシュなどで水分を取ってあげることも忘れずに!濡れた髪のままでは、余計に臭いがつきやすくなってしまいます。また、ウエットティッシュはノンアルコールのものを選びましょう。アルコール成分は消臭する効果がありますが、髪の毛を傷めてしまう原因になります。
臭いがついてしまった洋服は帰る前に着替えてしまうか、上着だけ脱ぐなどして口を閉じられるバッグや袋に入れて持ち帰りましょう。そうすることで車内などに臭いが移るのを防ぐことができます。コンパクトに折りたたみのできる大きなトートバッグなどが便利かと思います。濡れた衣服やタオルを入れておける防水のドライバッグもあると、とても重宝します。汚れたものを入れることもできますし、大きいサイズなら濡れたテントなどを入れることも可能。イレギュラーなときのために一つあるといいですね。
髪の毛に付いた臭いをドライヤーの熱風で吹き飛ばす方法をご紹介しましたが、それは衣服に対しても同じこと。バーベキューなどの帰りに温泉などに立ち寄るような予定があれば一緒に服もドライヤーをかけてしまいましょう。繊維の隙間に入り込んだ臭いの粒子を熱風をかけて吹き飛ばしましょう。ドライヤーがなくても、服をばさばさと振ってみるだけでも、やるやらないで大きな差があります。
どうしても気になってしまう方は、やはり消臭スプレーを1本持参しましょう。においが付いたらすぐにスプレーをかけていけば、後で洗濯するだけで簡単に臭いを落とすことができます。衣服の素材によってはスプレーの跡がシミになってしまうものもあるので要注意。使用できる素材かどうかをしっかりと確認した上で、20cmほど離してスプレーすることが基本的な使用方法です。
衣服や髪の毛に付いてしまった臭いを取る対策も重要ですが、そもそもその臭いの元である煙をできる限り出さない方法を少しご紹介します。ハイシーズンに人気の公園などでバーベキューをしたことがある方はご存知かと思いますが、思ったより隣のグループの方々との距離感が近く、煙をモクモクと立ててしまうグループは迷惑がられてしまいます。そんな場合にも役に立つ煙を極力抑える方法はこちらです!
すでに一度使用した炭を使えば通常よりも煙が少なく使用できます。それに加えて、一度使った炭は火が付きやすいので次回バーベキューをするときに非常に便利なんです。消し炭の作り方はいたって簡単です。一度使用したあと、火を消して乾燥させるだけ!炭の中の火が消えきっていないこともあるので要注意ですが、水に浸けてしまえば浸透し炭の中の火も消えます。そのあとしっかりと乾燥させれば、再利用することができます。次回バーベキューをするときは、まず消し炭から火をつけていきましょう。その上から新しい炭を追加していけば楽に火をつけることができます。
また、新聞紙などを使って火をつけるよりも着火剤を使用するほうが煙を少なくすることができます。新聞紙や木切れなどに火をつければ火力があがりますが、その分煙がもくもくと出てしまうのでなるべく着火剤を使用するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。バーベキューをすれば煙やにおいは付き物ですが、最小限に抑えるテクニックがたくさんあるのでぜひ簡単な方法から実践してみてください。衣服は素材によって対処方法がさまざまのため、スプレーや強力な洗剤を使用する場合はしっかりと用法を理解した上で試してみましょう。これであなたも臭いを気にして好きな洋服が着れない悩みから抜け出し、存分にバーベキューを楽しみましょう!