いろんな味のアレンジが楽しめて、お肉との相性も抜群の焼きおにぎりは、バーベキューでも大人気のメニューですよね。しかし、網の上で焼いていると形がボロボロ崩れてしまったり、網におにぎりがくっついてしまったりして、上手に焼けなかった経験がある人も多いのではないでしょうか?
今回は、バーベキューで焼きおにぎりを上手に焼くコツを紹介します!
焼きおにぎりを作るときは、鉄板よりも網の上で焼くのがおすすめです。鉄板で焼くと、おにぎりの面全体が鉄板にくっついてしまって、ひっくり返すときに形が崩れてしまいやすくなります。一方、網の場合はおにぎりと「線」で接することになるので、全体がくっついてしまうことがありません。そのため、鉄板か網のどちらで焼くか選べるなら、網の方がおすすめです。
鉄板やフライパンなどで焼くときには、クッキングシートを敷いた上でおにぎりを焼くと、ご飯がくっつきにくくなるでしょう。
焼きおにぎりを焼くときの火力は、弱めにしておきましょう。「強火で一気に焼いた方が、香ばしく仕上がる!」と思われるかもしれませんが、すぐ焦げてしまったり、表面は焼けているのに中は冷たいままだったりするので、あまりおすすめできません。バーベキューで焼きおにぎりを作るときは、火力が弱めの網の端あたりで焼く、もしくは一通りお肉などを楽しんだあとに火が弱くなってきたタイミングで焼き始めるのがいいでしょう。弱火でじっくり焼くのが、美味しくキレイに仕上げるコツです♪
網を十分に熱して、さらに油を塗っておくと、おにぎりがくっつきにくくなりますよ。網に油を塗っておくことで、こんがりキレイな焼き色がつくというメリットも。サラダ油でOKですが、風味をプラスしたいときにはゴマ油などもおすすめです。
ちなみに、魚焼きグリルを使うときにも、網に油をぬっておくと魚がくっつきにくくなるので、ぜひお家でも試してみてくださいね。
炊きたてのご飯で焼きおにぎりを作ると、形が崩れやすくなります。焼きおにぎりにするときは、ご飯が常温になるまでしっかり冷ますようにしましょう。おにぎりの状態にしてから冷ましても大丈夫です。
また、あたたかいご飯をおにぎりなどにして持ち運ぶと、食中毒菌が繁殖しやすくなってしまいます。特に夏場などは注意したいですね。バーベキューにおにぎりの状態にして持っていく場合は、しっかり冷ました状態で、クーラーボックスに保冷材などを一緒に入れておくと安心でしょう。
おにぎりにする時に、ギュッと固めに握ることも大切なポイント。やわらかく握っていると、焼いたときに形が崩れやすくなってしまいます。ふんわり握ったおにぎりが好きな人も、バーベキューで焼きおにぎりにするときは、しっかり固く握ってくださいね。
このとき、ラップをせずにおにぎりを自然乾燥させると、さらに崩れにくくなりますよ。ただし、素手で握ったおにぎりには雑菌が繁殖しやすいので、手で直接握った場合はすぐに食べるようにしてください。バーベキューに持っていくなら、ラップなどにご飯を包んでから握って、おにぎりに手が触れないようにラップを開いて自然乾燥させるといいでしょう。
おにぎりを焼くときに、まず表面を素焼きしてからタレをつけると形が崩れにくくなります。最初にタレなどを塗った状態で焼いてしまうと、たとえギュッと固く握っていても、おにぎりが水分を吸ってボロボロになってしまうのです。おにぎりを素焼きしておくと、表面が固くなるのでキレイに焼きあがりますよ。
おにぎりの表面が焼けたら、タレをつけていきましょう。片面にタレをぬって、タレが乾いたらひっくり返します。「もう乾いたかな?」と焦って、何回もひっくり返すと形が崩れてしまうことも。焼きおにぎりは、じっくり時間をかけて焼くのが正解ですよ。
タレは一度にたっぷりつけるのではなく、軽くつけて乾かしてひっくり返すのを表裏3回ずつぐらい繰り返しましょう。きっと、こんがりおいしい焼きおにぎりが出来上がりますよ。
バーベキューで作る焼きおにぎりは、炭火のこんがりとした風味がたまりません!
味付けはバーベキューで使った焼肉のタレを使うのもおいしいですし、みそベースや醤油タレなど、自分好みの味を楽しめるのも人気のポイントです。ちょっとしたコツを意識して作ると、さらに美味しく、見た目もキレイな焼きおにぎりができるはずですよ。今度のバーベキューでは、大人も子どもも大好きな焼きおにぎりを上手に作ってみてくださいね♪