フレッシュで美味しい果物は、バーベキューのデザートとしても人気ですよね。そのまま食べても美味しいですが、焼いて食べるとさらに美味しさがアップしますよ!
今回は、バーベキューで楽しみたい、焼いて美味しいフルーツについて紹介します。
「フルーツを焼いて食べたことがない!」「焼いたフルーツって、なんだか味の想像がつかない…」という人もいるのでしょうか?
ここでは、フルーツを焼いたときの味や栄養成分の変化などについて紹介します。
フルーツは加熱することで、甘みがグッと増します。ジャムやコンポートなども、果物を加熱して作りますよね。加熱すると果実の水分が蒸発して、成分がギュッと濃縮されて糖度がアップします。砂糖などで甘さを足さなくても、フルーツは火を通すことで甘くなるのです。
「焼きフルーツの美味しさを知ってから、バーベキューでは毎回フルーツを焼いています!」という人もいますよ。
フルーツに火を通すと皮が柔らかくなるので、皮ごと食べられるようになりますよ。フルーツは、皮に栄養成分がたっぷり含まれているものが多いです。
生では食べにくい皮も、加熱すると食感が変わって食べやすくなります。また、果物によっては加熱することで、皮に含まれる成分が実に浸透するものもあるので、ぜひ皮ごと焼いて味わってみてくださいね。
フルーツを焼くと、甘みだけでなく栄養価もアップしますよ。
たとえば、リンゴは加熱することでペクチンという水溶性食物繊維の量が増えて、吸収率も良くなります。さらに、むくみ対策に効果が期待できるカリウム、アンチエイジングに効果的なビタミンEの量も増えるので、ぜひ焼いて食べたいですね。
他にも、柿は火を通すことでGABAというγ-アミノ酪酸が約3倍に増えます。GABAは脳に良い効果をもたらすと言われていて、リラックス効果などが期待できる成分です。
焼きフルーツには、どんな果物が向いているのでしょうか?
ここでは、焼いて美味しいフルーツを紹介します♪
リンゴはそのままでも、焼いても美味しいフルーツの定番ですよね!バーベキューのときに焼くなら、丸ごと焼きリンゴにするのがおすすめです。
まず、きれいに洗ったリンゴのヘタやタネを、小さめのスプーンなどで取り除きます。そして、くり抜いた部分に砂糖、バターを詰めましょう。お好みでシナモンパウダーを加えたり、メープルシロップなどをかけたりしても美味しいですよ。
リンゴの下準備ができたら、アルミホイルを使って3重ぐらいを目安にしっかり包み、網の上にのせて焼いてください。バーベキューが始まった時から、火が弱い部分でじっくり焼いておくと、デザートにちょうどいいタイミングで食べることができるでしょう。
バナナは焼くと、甘くねっとりした触感が美味しいデザートになりますよ。バーベキューでは、皮ごと網の上で焼くのがおすすめ。加熱中に破裂するのを防ぐため、串などで数ヵ所穴をあけておくと安心です。焼きバナナは、真っ黒になって、皮から湯気や汁が出てきたら食べ頃の合図です。お好みでシナモンパウダー、ココナッツオイルなどをかけて楽しんでみてくださいね。焼いたマシュマロと一緒に、スモア風に食べるのもおすすめです。
バナナは加熱すると、皮に含まれるミネラルなどの栄養分が実に浸透するので、ぜひ焼いて食べてみてくださいね。
焼きパイナップルは、ブラジルでは定番のデザート。バーベキューで楽しむときは、生のパイナップルを食べやすい大きさにカットして、こんがり焦げ目がつくまで網の上で焼きましょう。シナモンシュガー、コンデンスミルクなどをかけて食べてもおいしいですよ。
パイナップルにはタンパク質分解酵素も含まれていて、お肉料理との相性も抜群です。料理にも、デザートにもおすすめのパイナップルを、ぜひバーベキューで味わってみてください♪
さっぱりしたお口直しにぴったりなグレープフルーツも、焼いて美味しくなるフルーツ。焼くと甘みと一緒にほろ苦さや酸味も濃縮されるので、気になる人は砂糖をまぶして焼くのもいいでしょう。
バーベキューでは、半分にカットしたグレープフルーツを皮から焼いて、実が膨らんできたらひっくり返し、実の方を焼きましょう。意外かもしれませんが、焼きグレープフルーツはバターとの相性が抜群です。まろやかな風味が楽しめるので、ぜひ試してみてくださいね。
フルーツは、焼いて食べると栄養価も甘さもアップしてさらに美味しくなりますよ。今回紹介したおすすめものだけでなく、いろんな果物を焼いてみて、ぜひお気に入りの焼きフルーツを見つけてみてくださいね♪
今度のバーベキューではお肉や野菜だけでなく、網の上で果物も焼いてみてはいかがでしょうか?